生活保護から抜け出せるのか?

今の時代、どこの自治体も赤字です。

赤字の原因が正しい理由なのかどうかは置いておいて、とにかくどこの自治体も赤字です。

 

なので、生活保護以下の生活をしていても自治体に予算がないことから、

審査が異様に厳しくなかなか通らず、

とても苦しい思いをしていらっしゃる方もたくさんいます。

その中で、申請が通り、生活保護になった方はラッキーだともいえます。

 

さて、生活保護の申請が通ったら、どんな生活が始まるのでしょうか?

3親等以内の親族は扶養できないのか?

この生活保護受給者は働けないのか?

ということを、受給後は延々と求められることになります。

 

扶養の照会は死ぬまで、就労指導については65歳まで、ずっと求められます。

こうして、5000円でも、1万円でも、保護費を安く出来ないか?

予算を少なく出来ないか?と奔走しているのが、

今の生活保護ケースワーカーです。

 

一見、これだけうるさく言う自治体やケースワーカーは

生活保護から抜け出してほしいのではないかという風に見えるかもしれませんが、

生活保護から抜け出すのは、生活保護を受ける何倍も難しいのです。

 

まず、生活保護を受けるということは貯金や資産がないということです。

貯金があると、生活維持可能として生活保護は受けられません。

将来のため、老後のための蓄え、というのは認められません。

 

次に、生活保護を受けられる場合には、重い病気や障害を持っていて、

思うように働けないという条件があります。

肝炎や糖尿病なども、重い症状になると入院しないだけマシ、

仕事をするなどもってのほか、という方も少なくありません。

 

障害を持っている方も、内部障害、外部障害問わず健常者と同じペースで仕事をするのは大変ですし、

障害者や病気を持っている人に対して、理解のある職場というのもかなり限られます。

 

その次に生活保護を受けられるというのは、

自動車やバイクを持っていないということです。

よほどの僻地、離島でない限り、2時間に1本でも、

公共交通機関が通っていれば自動車やバイクの保有は認められません。

 

そして最後に、今の社会情勢。

今の日本は不景気です。

いくら人手不足といっても、生活保護者は通勤範囲も限られ、

障碍者や病気のある人への理解は難しく、

年齢的にも、40代、50代の人が多いとなれば、

単発のアルバイトや、定期の仕事が多くなるのが現状です。

 

週5日働けるアルバイトが見つかったとしても、

1日4時間勤務とか6時間勤務も多く、

生活保護を止めて自信を持って生きていくのは難しいです。

 

アルバイトも厳しいのに、正社員勤務なんて夢の話。

たとえ正社員勤務が決まったとしても、

身体や精神がついていかず短期で退職することも多いです。

加えて、週5日普通に働ける体力と精神力があれば好き好んで生活保護にはならないと思います。

 

生活保護を求める人・生活保護が認められる人は、

家庭の事情がグチャグチャだったり、前の仕事をがんばりすぎて病んでいたり、

自分の年齢+自分の病気・障害+自分の家庭の事情、というように、

困難を3つ4つ持っている人が多いです。

これに社会や、景気の厳しさが入るので、生活保護からの脱却は、とても難しいのです。



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