生徒の証言からの生活保護についての感想

私は以前に高校教師をしており、担任する女子生徒が生活保護を受けて通学しておりました。

その彼女から見聞きしたことを記事にしたいと思います。

 

彼女の家は父母姉弟の5人家族ではありますが、事情があり父母は離婚しました。

父だけ単独で済み、あとの4人は母の元で暮らしております。

 

実は父は身体が弱く、働けない状況が彼女の幼少の頃から続いており、

生活保護を受けながら今まで過ごしてきている、という事を高校2年生の時に聞かされました。

母親、姉もそれぞれ働いているのですが、それほど稼ぎがあるわけでもなく、

私が勤める高校は私立でもあるので、学費が高いのですが、

彼女もアルバイトをしながら自分の学費を捻出しておりました。

 

生活保護を受けるためには色々な制約があると聞いております。

まず贅沢品は購入できないという事です。

車は贅沢品と見なされ、免許を取得するにも制限がかかると言います。

決まりを無視して購入などすれば生活保護は打ち切りになるとの事でした。

 

また学校の教科書代も市役所に明細を出す必要があり、

特別に彼女の教科書代の請求書を作成しておりました。

 

あと彼女から聞けたのは、保険証が生活保護受給者専用のものである、という事です。

(確か病院代が格安、もしくは無料と聞きましたが、これは自治体によるのかも知れません)

実際にどのくらいの生活保護資金をもらっていのかは聞けませんでしたが、

彼女が私立高校に通学出来ていること、かなり身なりは良かったこと

(アルバイトをしている、ということもあるのですが)

を総合すると、金額的には家計が潤っているのでは、と思うところもありました。

 

もちろん生活保護を受けるという事は色々な事情があり、制限があるのを承知で受けているとは思います。

ただ法の抜け道ではないですが、お得に利用している面もあるのかなと考えることも少し垣間見れました。

 

また別の男子生徒の例ですが、こちらは父は実際に働けるにも関わらず生活保護申請をしているとの事でした。

もちろん賃貸アパートで狭い部屋で大人数で暮らしている実態はあり、

それなりの理由があって生活保護の申請をしているとは思うのですが、

男子生徒本人いわく、生活保護のお金をもらえるなら、この先働かなくてもいいのでは、

という考えがどうやら父親の中にあるようなのです。

 

これは男子本人のためにもならないのでは、と担任ながら感じておりますが、

そこは私がどうこうできる問題ではありませんので、何だか話を聞いてモヤモヤするものが残りました。



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