最近、失業や病気、年齢のために自分で働くことができなくなり、
生活保護を受給するようになったという話を所々でお聞きします。
直接の知人には、いないのですが、仕事上、接する機会のある知人から、
生活保護受給者の普段の暮らしぶりについて聞いたことがありますので、
ご紹介したいと思います。
まず、免除されているところは、市から支払うように義務付けられている、
健康保険、国民年金、介護保険などです。
さらに、医療費も免除されているので、健康保険証を持っていけないですが、
病院に行っても、何も支払う必要がないそうです。
自家用車は、持つことができないので、病院の行き返りにはタクシーに乗ることができ、
タクシー代も、市に申請すると戻ってくるそうで、
ある人は、病院側から市役所の方へ直接請求してもらっているそうです。
それでも、他人名義で借りているという設定で、
生活保護受給者も自分の住んでいる市営住宅の前に自家用車を置いていることも良くあるようです。
ただ、一般の保険会社の生命保険には入れないそうです。
それから、昔の生活保護受給者と比べて、ゆるくなったのが、エアコンが付けられるようになった点です。
これは、最近の気候の厳しさから、よくお年寄りが、エアコンなしで、脱水症状で、
そのまま亡くなるというニュースがあるので、
生活保護受給者は体の弱い人が多いので、考慮されたのだと思います。
さらに、生活保護受給者だけではないのかもしれませんが、
一人住まいで孤独死を防ぐのに、消防署に直結して緊急連絡が行く、
SOSボタンも住宅に完備しているようです。
この場合は、すごく安心なシステムですが、生活保護受給者は、
やはり、自分で働くことが難しいということで、生活費をもらっている立場なので、
民生委員から、ゆるい監視をされているため、お金にならない活動でも、
なにかボランティアの様な福祉活動を行っていると、
即刻辞めさせられるということも聞いたことがあります。
あと、普段のやりくりは、人によって本当にまちまちなようですが、
私が聞いたことのある両極端な例は、
一方は、生活費をもらったら、タクシーに乗って、お寿司屋に行って、
好きなだけ好物を始めに食べて、娯楽施設に行って、ストレス発散をして、
その後お金がなくなってきたらつましい生活に戻り、
また翌月、生活費をもらったらストレス発散をするという悪循環に陥っている人もいるそうです。
もう一方は、生活費をもらったら、自分が必ず、月々に使わなければならない費用を取り分けて、
自由が利くのは、散髪費用くらいだということでした。