私が生活保護を受けるようになったきっかけ

私はもともと生活保護を受けるという気はなかったですし、

基準が厳しいとばかり思っていたので自分は支給者の対象にはならず、

後から説明しますが困窮していても生活保護の申し込みというのは頭にはありませんでした。

 

仕事を退職してなかなか次の仕事が見つからずケータイ料金も滞納してしまい、

住み込みの仕事や日雇いの仕事も出来ずにホームレス状態になってしまいました。

 

後から思う事はケータイの支払いだけはしておかないと

本当に何の仕事も出来なくなってしまうので何よりも優先すべきでした。

 

そうしてしばらく手元のわずかなお金で何とかケータイがなくても

公共のWi-Fiで手段を見つけつつ生活していたのですが

とうとう手元のわずかなお金も尽きてしまいました。

この時点でも生活保護については考えておらず、

とある相談機関に何か仕事がないか相談に行きました。

 

そこでは結局、仕事の紹介は出来ないということで

一時的に寝床と食べ物が支給される施設を紹介されました。

結局、そこでカップ麺と2畳ほどの寝床(当然、集団部屋です)を提供してもらい

一晩過ごした後に施設員に仕事の相談をしたのでが、

ここでも仕事の紹介はなく最終的に役所への紹介を受けました。

 

私としてはとりあえず日雇いでも継続して仕事さえあれば何とか生きていけると思っていたので

役所でもその相談をしようと思っていました。

役所に行くと面談室のようなところに誘導されて経緯やこれからどうしたいか等を根掘り葉掘り聞かれました。

 

仕事を紹介してもらいたいだけなのに何でこんな事を答えなきゃいけないんだろう…と思っていると、

「今日から〇〇に泊まってもらっていいですよ。宿泊代と食べ物は支給します。」

と民間も利用する立派なカプセルホテルを紹介されました。

後からわかったのですがこの時点で役所の一時生活支援なるものを即適用としてくれたみたいです。

 

その後も私からは一切、生活保護を受けたいという話はしていないのですが

気付いたら生活保護の申し込みをしていたという状況でした。

私もそれに気付いた時は「いいんですか?」という感じでしたが

「あなたの場合は受けないとどうにもならないでしょ?」と、、、

確かにその通りですが、まさか自分が生活保護を受けれるとは思っていなかったのと

受ける事への是非も考えて、とても複雑だったのを覚えています。

 

後から考えると生活保護を受けれて人生をやり直すことが出来ましたし受けてよかったと思っています。

水際作戦とか提出物とか色々ややこしくはあるのですが、

結局はケースバイケースで保護を受けるしか選択がない人には

スムーズに進めてくれるので同じような状況の人は尻込みをせずに

素直に役所に相談するべきだと思います。



生活保護 関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL