労働者の失業には、雇用保険がありますが、
この失業給付を受けられない人や、
受給期間を終了しても、まだ再就職できない時、
生活保護に頼る前に利用できる、
「第二のセーフティーネット」の存在も知っておきましょう。
第二のセーフティーネットは、雇用保険と生活保護との間に位置することからきています。
失業して、雇用保険を受けている間に仕事を見つけることができなかった人が
途端に生活が破綻し、直、生活保護に頼らざるを得ないようになるのを避けるため、
再び自分で生活費を稼いで自立してもらおうと設けられたのが第二のセーフティーネットです。
住宅手当
日本は家賃が高い国ですから、「家賃さえなければ生活できる」という人が少なくありません。
そこで、家賃だけを給付するという制度ができました。
住宅手当は、就労能力と就労意欲のある離職者のうち、
住居が無い人や、家賃が払えずに家から追い出されそうな人に対して、
賃貸住宅の月々の家賃を給付する制度です。
住宅手当が支給されるのは、離職前に一家の大黒柱だった人が、
ハローワークに求職申し込みを行なった場合で、一定の要件を満たす場合です。
支給額は、賃貸住宅の家賃額となりますが、
地域ごとに設定された上限額と、収入に応じた調整があります。
給付期間は原則6ヶ月ですが、場合によっては3ヶ月の延長が認められます。
申請は、住所のある地域を管轄する地方自治体となります。
求職者支援制度
これは、失業中の人たちが、生活費を支給されたり、
借りたりしながら、職業訓練を受けて、再就職を目指すというものです。
支給額は、単身者であれば、月に10万円、
扶養家族がいれば、月に12万円。
さらに必要であれば、お金を借りることもできます。
職業訓練の期間は半年程度で、受講料は無料です。
もちろん、職業訓練に通わなければ、支給は打ち切られます。
通りすがり
私は職業訓練を受けました。
ですが派遣で、この職業訓練を重要視された事は無いです。
経歴が無く中年だと徒労に終わる可能性が高い上に、ちょっとした嫌がらせに遭うかもしれません。
仕事を貰えた人も居ますので、意地悪で書いてる訳ではなく体験談で実話です。
具体的には、職業訓練を受けるとハローワークの非公開求人を見る権利が出来ますが、これが受けた訓練と畑違いの職業ばかり挟んだファイルを渡されたりします。
おかしいなと思った場合、ハローワークの場所を変えてみると、検索結果が変わる場合もあるので試してみて下さい。