生活保護を受給するには、自家用車は保有できないのが、最大のデメリットではないかと思います。
但し、かなり交通不便なところにお住まいでしたら、所有は可能です。
かなり交通不便なところというと、バス路線が無いところ位のイメージになると思いますが、
そんなレベルではありません。
各都道府県ごとに、生活保護でも自家用車を所有できる地域というのが設定されています。
なので、イメージとしては一日数本しかバスが来ないバス停まで、
片道10km以上あるとか、かなり限られた地域の方限定になるのです。
私の知っているシングルマザーの方も、自家用車が無いと生活出来ないということで、
申請を諦めたことがありました。
駅の近くに住んでいる、公共交通機関が発達している、
スーパーや保育園、病院などに自転車で行くことができるような所に住んでいれば、
自家用車無しでも大丈夫でしょう。
しかし、それは都会の方だけではないでしょうか?
私は田舎に住んでいます。
コンビニなら何とか歩いて行けますが、スーパーや病院のような、
日常生活に不可欠な場所に行くには車でないと出かけられないです。
なので、生活保護をもらっていらっしゃる方は、車で移動しないといけない、
郊外のエリアでは少ないように思います。
生活保護をもらわないとやっていけない生活レベルとなると、自家用車の保有もかなりきつい筈です。
しかし、自家用車で生活していた人が、自転車生活で済むようにするには、なかなか難しいです。
車がなくても働きやすい、都会に引っ越しもしないといけないと思います。
シングルマザーで、引っ越しもアパートも借りられない人向けには、
母子寮というところがあり、そこで一時的に生活することができます。
もちろん、仕事もしないといけません。
仕事をして、しっかり貯金して自立することを目指すように指導されます。
なので、そこで引っ越しや自家用車保有のためのお金をしっかり貯めて、
自立できるよう、頑張ることを目標にしている方もいます。
さらに貯金や自宅等、保有する資産もかなり細かく調べられますし、
親もアルバイトが可能な高校生以上の子どもも、働くように指導されます。
兄弟等の親族に援助してもらえないか、連絡が行くこともあります。
なので、親族にも申し訳ない、迷惑がかかるので、申請をためらうというケースもあります。
高齢者の受給者が増えているという統計があります。
高齢者の場合、自家用車を運転できない、
援助してくれる親族もいない、働けないなどの条件により、
受給できる場合が多いようです。