生活保護と聞くと、みなさんどんなイメージを受けるのだろうか?
自分の税金の無駄使い。。。
と考える人も多くいるかもしれません。
実は私は昔生活保護を受けていました。
私は中国生まれで、母親が日本の大学に留学することをきっかけに、私も一緒に日本に来ました。
その当時、母親は大学の勉強をしながら、アルバイトをしながら私を育てる必要がありました。
もちろん給料は足りず、いろんな勉強に関する費用を出すことができませんでした。
また母子家庭ということもあり、なおさらお金には苦しかった生活でした。
その当時に、日本政府から毎月4万円の補助を受けながら、
そして学校の給食もタダ!という支援を受けていました。
いわゆる生活保護を当時は受けていました。
そのおかげもあって、毎月その4万円の中で必要な学費等に関しては賄っていました。
決して無駄使いをしていたとも思わず、質素に暮らしていました。
そして何年かその生活保護を受けており、母も常日頃から、
「日本は本当にいい国で、そして恵まれない人に優しい国だ」
と言っていました。
そのためか、私もいつかは恩返しをしなければと思っていました。
正確に生活保護をいつまで受けていたかは覚えていないが、
その後徐々に母も正社員の仕事に就くことができて、
私もなんとか頑張って東京の国立大学に受かることができました。
今では社会人の3年目になります。
今ではしっかりと国に税金もきちんと納税しています。
正直世の中の生活保護のイメージはあまり良いイメージは無いと思います。
しかし私は生活保護があったからこそ、高校大学にきちんと入学でき、
社会人にもなることができたと思っています。
そして今ではしっかり税金も払って、
恵まれない人やお金に苦しい人のためになれば、と思っています。
もちろん自分で働けるのに、働かず生活保護を受けるのは良くないと思いますし、
生活保護を受けながらも懸命に生きている人に対して非常に失礼だと思っています。
私は決して自分の税金が生活保護を受けている人に対して
使われていることに対して不満等はありません。
ただ、もし生活保護をわざと受けている人がいたら、それは絶対にやめてほしいなと思います。
結局その行為はその人たちのためにもなりません。
ずる賢いことをやっても決して自分のためにはならないからです。
生活保護はとても良い仕組みだと思っています。
人間的な暮らしができるからです。
本当に金銭的に苦しい人たちのためになれば良いと心の底から思います。
タクヤ
良いお話を聞かせていただきました。自分も同感です。日本で生まれ生活でき本当にありがたい思いを自分は思っています。一部の方の常識はずれの行為の為同じ境遇の方が同じように思われる。それが社会です。口で言うのは簡単です。行動であらわす事が大事だと思います。