結婚してから3年程たったある日、わたし達家族が住んでいるマンションに、
市役所から義理両親が生活保護需給の申請があり、
援助の有無を確認する通知が届きました。
私は夫から何も話を聞かされていなかったので、突然の通知にとても混乱しました。
夫が仕事から帰ってきた際に確認すると、
両親からは「市役所から通知がきても無視しといてくれ」
と言われたので私には言わなかったと…
私はこの通知が来たときにすごく嫌な気持ちになりました。
なぜなら、私と夫がまだ付き合っていた頃は、義理父は単身赴任をしていて、
週末に家に帰ってきてはパチンコに行っていました。
そして義理母は持病のリュウマチを理由に働きもせず、
週に4、5回はパチンコに行き、ほぼ毎日飲んで夜遅くに帰る生活を送っていました。
それに旅行やスーパー銭湯などにもよく行っていました。
二人ともヘビースモーカーで家にいる時も、家事をしながらタバコを吸う光景をよく私は見ていました。
私が家に遊びに行くと、
「うちの旦那は給料が高いし、定年が無い仕事だからずっと働ける」や
パチンコで勝った自慢などもよく聞かされていたので、
生活保護の通知は腹立たしかったです。
ただ結婚してから、お金が無いのかな?と思うようなこともありました。
それは2年前に、義理父が職場で脳梗塞で倒れた頃からです。
脳梗塞で倒れて運ばれた病院で、なんと肺がんが見つかったのです。
それも見つかった時にはすでにステージ4の治療が出来ない状態でした。
義理父はしばらく入院して退院することができましたが、
仕事も辞めることになり、病院通いの生活に一変しました。
その時は義理父60歳、義理母57歳でした。
そこから収入が無くなり、生活がどんどん苦しくなっていったのかな…と思います。
義理父が病気になったのは少しかわいそうではありますが、
どうしても生活保護は私は納得でしません。
わたし達夫婦は共働きでまだ28歳ですが、毎月家計簿をつけて節約を頑張っています。
結婚式はしましたが、旅行はお金がかかるので1度もしたことがありませんし、
毎月の外食も1.2回で安い定食屋さんに行く程度です。
共働きなので収入の面では、旅行に行ったりもしようと思えばできますが、
子供も小さいし、将来のことを考えると今がんばって働いて貯金をしようと、夫婦で話し合いました。
そして結婚する時に、お互い体を使う体力仕事なので、病気やけがに備えて保険にも入りました。
その時に老後のこともしっかり話し合い、貯蓄型の保険にも入りました。
なので毎月の出費は増えますが、
そこは贅沢せずに長い将来のことを考えて節約や投資をしています。
そんな生活をしているので、
毎日パチンコやお酒など好きなことをして働いたお金を使っていた人たちが、
いざ病気になるとお金がないから生活保護を受けたいなんて、
私は納得いかなかったのです。
しかしお金が無く生活に困っているのも事実…
援助をすることなんてできないし、したくもありません。
今は生活保護をもらって生活している義理両親には、あまり会いに行かなくなりました。