わたしの場合の生活保護

みなさんは生活保護についてどのようなイメージを持たれているでしょうか。

なんとなくネガティブなイメージを持たれている方が多いかと思います。

 

わたしは2年間、生活保護を受給しました。

はじめは抵抗があり、どうしても受給したくないと

月収13万のアルバイトで頑張ってきましたが、

精神を患い会社に行くと吐く、眠れない日が続くなどの症状が出てしまい、

退職を余儀なくされました。

 

そして駆け込み寺にすがる気持ちで区役所に相談に行ったところ、

『生活保護を受給してみてはどうか』と女性のワーカーさんに言われ、

小一時間ほど悩んだ結果、生活保護を申請することとしました。

 

生活保護の申請は非常に面倒くさいものでした。

しかし担当の職員の方が手取り足取り書類の書き方を優しく教えてくれて、

なんとか書類が出来上がりました。

 

それから財布の中身、口座の残高もすべてチェックされました。

確認が終わると職員さんが何やらメモをして

「家庭訪問をして2週間以内に結果が出ます」とおっしゃいました。

 

そして約束通り、家庭訪問がありました。

その後無事申請が通り、わたしは晴れて生活保護を受給することとなりました。

 

ここまで読んで、「うわぁ、生活保護の手続きって面倒くさいんだなあ」

と思った方もいるかもしれません。

しかし面倒なことはまだあります。

 

病院を受診する際は、区役所から医療券を発券してもらわなければなりません。

医療券をその都度、病院ごとに発券してもらい、

受診する際に受付に「生活保護です」、と言わなければなりません。

私はこれが結構恥ずかしかったです。

 

今まで頑張って働いてきた、今はセーブ期間なのだ、

生活保護は恥ずかしいことではないと言い聞かせました。

 

それからマンションを借りる際も生活保護だと信用がないとのことで13件断られました。

そして今の家賃の安いマンションにようやく引っ越すことが出来ました。

 

それから生活保護は収入を1円単位まで申請しなければならないので、

親から少しでも仕送りをもらうことは出来ませんでした。

お金が入るということは収入が入るということ。

その際は国にその金額を返金しなければなりません。

これも大変でした。

ちょっと友達に1000円借りることも出来ないのです。

黙って友達にお金を借りれば、不正受給になりますからね。

 

以上のようにいろいろな厳しい規定のある生活保護ですが、

わたしは結婚を期に打ち切りました。

今の旦那さんには感謝しております。

これからは少しづつパートをしていこうと思います。



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