子供目線での生活保護

私は小学三年のころから高校卒業まで母と二人暮らしで生活保護を受けていました。

しかし、世間の人が考えるほど楽な生活ではありませんでした。

 

最低限のお金しか入ってこないので何回も電気やガスが料金未払になり、

停止されたこともあります。

中学に進学するときに夏の制服が買えなかったこともありました。

高校でも教材や制服を買うのもやっとでした。

生活保護にはデメリットがあるのです。

 

まず、仕事をしていると給料のもらう額次第で、生活保護の金額が少なくなり、

なかなかお金がたまらないので、いつまでも生活保護を打ち切ることができません。

 

中学や高校に進学したとき、制服代や教科書代など購入するの為のお金は

申請出しても領収書を提出してからの後払い制になっています。

車に関しても自由に持つことができません。

規制があるのです。

 

生活保護のみの生活で病気等で病院に行くときも

保険証の代わりに市役所から発行された申請書がないと料金が発生するので

急に病院に行くことができないこともありました。

 

一番のデメリットは生活保護について自分から言い出さなければ

役者の方は保護の申請をしてくれません。

説明に関しても最低限だったので自分から聞き出さなければいけず、

母も私も苦労しました。

 

生活保護と聞いて、「働かなくても生活できるからいいよな」

とか言われたこともあるのですが、生活保護は楽なものではありません。

私達が生活保護を受けていた頃はエアコンを取り付けることは許されていませんでしたし、

車もない生活、保護を受けていてもガスや電気、水道に家賃、そして食料で使わなきゃならず、

贅沢ではありませんでした。

 

今から生活保護を受けることを考えている方は、

生活が楽になるとはあまり期待しない方がいいと思います。

生活保護を受けても仕事をして早めに生活保護を打ち切る覚悟でやらないといけません。

打ち切る時もよく役所の方と相談して金銭等の様子をよく見ながら、

考えながら実行していった方が良いと思います。

 

ここまでデメリットのことについて私の経験から取り上げてきまいしたが、

生活保護を受けない方がいいわけではありません。

しかし、甘く考えず、しっかり生活保護のことを理解し、

知識を持って、生活保護だけに頼らないようにしなければなりません。

 

仕事を見つける努力、いつか生活保護を受けずに

生活ができるようにしていく覚悟が必要なのかもしれません。

私が生活保護を受けていた頃よりいろいろ変わっているかもしれませんが、

これから申請する方は働く喜びを忘れないようにしてほしいと願っています。



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