生活保護について知っていること

周囲にこれまで生活保護を受けている方が何人かいました。

全員がかなり年輩の方で、たまたま家に行く機会があった時などは

かなり古い家に住んでいたことを覚えています。

食事はちゃんとできているようで、ほかの生活全般についても特に大きく困ったことのないような様子でした。

 

生活保護というとやはり不正受給などでマイナスなイメージがずっとあります。

確かにある程度まとまった金額が定期的に入りますし、

それを基本的には自由に使っていいそうなので

ついつい「羨ましいなあ」という気持ちが受けていない方々にあるのでしょう。

一種、なまけものの考え方と言ってもいいかもしれませんが。

 

ただ、知る限りでは大多数の方が本当に生活に困って仕方なく保護を受けているというケースだと思います。

一番気の毒なのはやはり健康問題です。

いくら働く気があって年齢もまだ若いという場合でも

病気によって生活ができるほどの金額を稼げない方も多いと思います。

そういったやむを得ない事情を抱えた方がほとんどだと思い、

逆に「可愛そうだなあ」という気持ちさえ持っています。

 

これまで会った生活保護受給者の方々はとてもこの制度に感謝をしているようでした。

自分がもし何らかの事情で働けなくなって生活保護を受けるような状況になれば、

きっと同じように感謝をすると思います。

日本にこの制度があってよかった、と思うと思います。

 

あとはもしかしたら、生活保護を受給していることで負い目を感じている方も多いのかもしれません。

やはり自分で働いて自分で稼いだお金で生活することが基本です。

その方が人生に張りができますし、その先に色々と夢を持つことができます。

自立をしている状態と言った方がいいでしょうか。

 

それと比べると生活保護というものは受けている以上、自立していない状態です。

そのような中ではたして自立している方と同じように堂々と前向きに行動的に

生きて行けるかどうかというのは正直疑問に思います。

 

今以上の収入を増やすことは基本的にできないでしょうし、そうするとやることも限られてくる。

それはそれで一つの生き方ではありますが、

なるべくならば生活保護を受けずに生きていく方がより気持ちの面ではいいのではないかと思います。

 

生活保護の受給額よりも少ない金額しか稼げないとしても、

それで生活ができるのであればそちらを選んだ方が人生にとってはいいような気がします。

なので、そう考えるとつくづく人生はお金だけではないなあという気持ちになります。



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