生活保護受給までの地域格差

まず私が生活保護受給するに至った経緯を簡単に説明いたします。

私は現在シングルマザーです。

子供の父親とは子供が産まれる前に別れました。

当時妊娠中ではありましたがパートで収入もあったのでギリギリまで働き貯金をして保育所に預け

再び復職すれば生活できると思っていました。

 

私の済む市では0歳からの保育所が多数あり

片親優先されることから申込みすれば入所確実だと思っていました。

ですがそれが甘い考えでした。

 

妊娠6カ月になった10月、保育所の申込みが始まったので市役所に申込みに行ったのですが

手続き上“2月上旬までに産まれていない子供は待機児童扱い”で、

3月出産予定の私はスタートラインにすら立てないと知りました。

その頃ある程度貯金もしていましたが産まれてから一年間の生活を賄えるほどの蓄えはありません。

 

生活課への相談を薦められその足で向かうと

「現在まだ働いていて貯金もあるなら、頑張って働いて貯金でやりくりしてください」とほぼ門前払い。

臨月になり仕事を退職して再度相談に行った時も

「身内に助けてもらうなり、実家あるなら実家に帰るなりしてください」とまたもや門前払い。

 

確かに帰る実家はありますがそれまで私が援助してきたくらいで、私と子供養う余裕はありません。

親も共働きで子供を見ててもらって私が働きに行くこともできません。

親と同居の場合保育所の入所の優先順位が低いので保育所入所も難しくなります。

親は別の市なのですがその地域は私立保育所1公立保育所1幼稚園3と保育所が少ないので

競争率も高く保育所多数ある私の市で産むほうが保育所の入所確率は高いのです。

 

その頃産まれてから保育所が決まるまでの短期間の受給相談だったのですが

「いざ受給決まったら働かずに不正受給する人もいる」とか

「援助もらってるのに貰えてないって報告して多めに受給する人がいる」とか

“本当は自分で生活できるのに保護費欲しくてできないって言ってるだけでしょ!?”

と言いたげな口調で

「とりあえず産まれてから生活してみて本当にダメならきてください」と帰されました。

不正受給する人が多く簡単に貰えるものではないと分かってはいますが

無収入のシングルマザーが20万ほどの貯金でどう頑張れば一年間生活できますか?

 

一方隣の市に住む友達はシングルマザーとして小中学生の3人の子供を育て生活していたいたのですが、

体調不良から1ヶ月休業することになり忙しい会社への1ヶ月の休業申請が原因でほぼリストラ状態。

仕事復帰も視野に入れつつ休業中の1ヶ月の生活資金として

数万円だけでも市の融資を受けれないかと相談に行ったら、

1ヶ月の休業だけで終わらない可能性あるなら生活保護申請したほうがいいと薦められ

その足で相談に行き必要書類など教えてもらって

その次の相談で受給申請、数日後には振込されてたそうです。

 

もちろん受給理由など関係してくるとは思いますが

あっさり受給申請できる市とできない市があるようです。

受給申請して受給資格があるかどうか審査されるのですが

私は子供が産まれ貯金0で“今月末に払う家賃や光熱費、食費”もうないです!

って状況になってやっと受給申請受け付けて貰えました。

申請してから受給が決定し第一回の振込まで数週間かかるので、

それまでの生活費は市から借金する形で融資を受けました。

 

私の場合保護費14万(家賃補助含む)でしたが

水道料金、国民健康保険、国民年金など免除額含めると当時の働いてる収入より保護費のほうが多く

“働けるのに働かない”そんな心理にさせる原因が分かる気がしました。

受給申請までなかなか進まない市でしたが受給されてる方はかなり手厚い待遇。

 

私は生後6カ月で無認可にいれ働いたので受給は一年未満でしたが、

毎月市役所に生活ぶり報告しに行ったり突然の家庭訪問が苦でした。

他の市では家庭訪問するとは書いていても実際来てない所もあるようで

マニュアルと現実の差もあるようです。

 

実際受給決定されないと分からない事も多いようなので

受給考えてる方は同じ市で受給されてる方のお話を参考にすることがいいかと思います。



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