熟年離婚と生活保護

元々仕事をしていない人が急に生活環境がかわると気になるのはお金です。

いわゆる生活する為のお金です。

 

これは、私の彼の母親が生活保護受給決定となるまでの事実です。

彼の母親は週2回ほどのパートをしているふつうの50代の主婦でした。

ある日、当然離婚したと言う報告を受けました。

家からも追い出されたようでした。

当然、寝る場所の確保として私のマンションに泊まったり

知人の家に泊まったりしながら今後の事を考えました。

 

生活保護についてあまり知らない私達は取りあえず母親に区役所に行って申請するように伝えました。

1人で行かすのも心配でしたが、一緒に行くと援助してくれる人が居るとみなされ

生活保護の対象から外れると思ったのです。

 

現実的に金銭面の援助をする余裕など全くありませんので1人で行ってもらいました。

案の定、息子が居るなら息子にまず頼んで下さい。と言われたそうです。

撃沈して帰宅した母親はもう区役所に行きたくないと言いましたが、

ネットで調べると数回通って訴えないと生活保護受給は認められないと載っていたので母親を説得しました。

 

確かに、税金を払っている方からすると直ぐに決定をされても困ります。

しかし、身内にこのような状況に陥った者が現れると困るのも事実です。

 

生活保護受給決定を頂く事と同時進行で賃貸マンション探しも始めました。

家賃は限り無く抑え目で初期費用も無い物件を探していると、その不動産屋の方に

『なぜそんなに急ぎで探しているのか?』と聞かれたので

生活保護の受給も決まってないので低予算で探していると伝えると

その不動産屋の方が母親と一緒に区役所に行ってくれると言うのです。

 

何故そこまでしてくれるのか聞いてみると、よくある事で慣れているし

受給決定しない限り家主さんの了解が得にくくいつまでも物件を決める事ができないと言うことでした。

週2回のパートだけだと例え家賃が3万でも滞納の可能性は非常に高いので

家主さんが了解しないのもわかります。

 

不動産屋の方が一緒に行ってくださりなんと生活保護受給決定されたのです。

1人で数回通っても受給決定はされたとは思いますが、早めに決まりほっとしました。

 

ズル賢く生活保護を受給している人も居るとおもいます。

これに関しては厳しく取り締まって欲しいのですが、

本当に月々の生活する費用が苦しい人には直ぐに受給決定をして欲しいと思います。

生活費が無いと言うのは不安で不安で仕方ないと思うので早く安心させてあげるのは大切だと思います。



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