生活保護を受ける事は、条件が満たされれば国民の誰もができるものです。
しかし、メリットやデメリットがある事も事実です。
私自身は生活保護を受けた事はありませんが、
もしかしたら近い将来に生活保護を受給しているかもしれません。
私は現在精神疾患があり、作業所で働いています。
今はまだ様々な制度(過去には傷病手当金や失業手当金をいただいていました)
を受ける事が出来た結果として貯蓄がありますが、
作業所の給料は7万程度なのでいずれ足りない部分を生活保護受給で補ってもらう様になります。
精神疾患の方の中には障害手当支給などを受けられる方もいますが、
私の場合は障害者年金の支給対象外ですので、生活保護に頼る他に道がありません。
今、様々な関係機関の方が連携して下さり生活保護の申請検討中という身です。
私の友人や知人にも生活保護を受給しながら生活している人がいます。
皆それぞれに何らかの問題を抱えています。
比較的、多いのが精神的な病を抱えている方です。
その為に働く事が出来ない、或いは働くとしても障害者の作業所などで働いています。
生活保護で支給されるお金は人間が生きていく上で最低限の生活費用を賄う為のお金ですから、
例えば借金などを抱えていらっしゃる方は、
生活保護費の中から借金のお金を支払う事は基本的にはNGです。
100万以上の借金を抱えている場合などは自己破産を勧められる事が多いと聞きます。
法テラスという国が運営している法律相談の窓口を利用すれば、
3回まで無料で弁護士に相談できるし、
自己破産の手続きで生じた弁護士の費用は法テラスを通して、
月に数千円から返す事ができます。
また生活保護の申請が通れば法テラスに対しての支払いが免除になると聞いた事があります。
生活保護を受けるメリットといえば様々な生活における扶助を受けられる事でしょう。
生活費や家賃などを扶助してもらう、生活扶助や住宅扶助はある意味当然として、
大きいのは医療扶助だと思います。
原則として自分が生活保護を受けている福祉事務所の管轄内で、
そこが指定する病院に行かなければいけないそうなのですが、
自己負担額は0円なので、様々な身体の病気や精神的な病気になった時もタダで受けられるし、
虫歯などになった場合の歯医者にかかるお金もかからないのはとても助かる制度だと思います。
デメリットといえば生活保護を受ける事そのものに罪悪感を抱いている人がいらっしゃることです。
私なんかは最低限の生活保障は憲法で保障されているのだから、
できる限りの努力は自分なりにするとして、
それでも収入が最低言保証されている額
(私が暮らす福岡県の北九州市では家賃込みで10万から11万くらい)
を下回るようであれば生活保護の申請はしていいと思うし、
実際に生活保護を受給し始めても
「早くここから抜け出さなければ」という意識を持ちすぎるのもどうかと思います。
特に精神疾患などを抱えている人は焦ると余計に悪くなる可能性がありますからね。
生活保護を受けるようになると、担当するケースワーカーが付き、
定期的な面談があるみたいですが、
これが結構ネックというか、まあ税金で暮らさせてもらっている訳だから仕方の無い面もありますが、
結構面倒くさいみたいです。
抜き打ちで事前連絡なく来る場合もあるみたいだし、嫌ですよね。
でも自分自身の素行が悪くなく、ちゃんとしていれば、
ケースワーカーとの面談する期間が延びたり、直接会う必要がなくなるケースもあるそうです。
その辺りは担当のケースワーカーの裁量によりけりのようです。
生活保護の申請は一人で行くよりも支援者と行った方が良いという話もよく聞きます。
1人で生活保護を申請に来ましたとはっきり言える方ならいいですが、
生活保護の相談に来ましたと言うだけでは本当に相談だけで返される場合があるそうです。
できるだけ生活保護者を出したくない役所側の水際作戦というやつですね。
私の場合は今、生活保護を検討中であることは冒頭に書きましたが、
その時は役所の障害福祉課の精神保健担当者と保護課に行きました。
そう言った役所関係の支援者や、
あるいは生活保護の申請を支援してくれる何らかのNPO法人のスタッフの方などを
伴っていく方が、申請がスムーズにいきます。
申請すればそこから家族関係の調査などがありますが、2週間から1か月以内で通ると聞きます。
今もし生活に困っていらっしゃる方がいましたら、この情報を参考にして下されば幸いです。