生活保護を受けていた日々

私が生活保護を受けることになったきっかけは、

職場の先輩からのパワハラや社長のセクハラで精神的に病んでしまい、

鬱病を患ったことから始まりました。

 

当時は生活していくためにしていた借金もあったので、自己破産をしてからのスタートとなりました。

私が住んでいた地域は他の地域よりも受給額が少なかったらしく、月75000円いただければいい方でした。

家賃や病院への通院費等は申請すれば自分から出すということはありません。

ただ生活していくうえで光熱費や食費等で一気になくなってしまうのも現状です。

正直厳しいものでした。

 

みんなどうしてるんだろう思っていた時に、病院の待合室でそういう話をしていたのを聞いたことがありました。

年齢は40代くらいでしょうか、女性でその人も精神的な病気で働けない状態の模様。

私より症状は重いらしく、障がい者手帳を持っているから少しは楽だと言っていました

その人は本当に辛そうで、ちゃんと生活保護を受け取っている方でした。

 

しかし中には精神的な病気を装ったり、シングルマザーになったと見せかけ離婚をし、

不正に生活保護を受給している人がいます。

正直私の周りにもいました。

 

生活保護を受給してる場合、財産は持てません。

車は所有出来ないのに乗り回してパチンコに通っている人。

いつも高そうな服を着てオシャレをし、普通に社員として勤務していたんです。

何度訴えてやろうと思ったことか。

しかし当時の私には仕事上の立場があったので出来ませんでした。

 

まぁみんながみんな、そんな酷いというわけではありませんので安心してください。

受給して普通に暮らしていれば何の問題もないのですから。

 

ただ、生活保護から抜け出すのは至難の業だなとも私は思います。

先ほども書きましたが、財産を持ってはいけない。

要は貯金もしてはいけないと言われました。

そうなると仕事を持つことができ、そこから自分の力で生活していくとなると大変なわけです。

いくら家賃などは払わなくてもいい状態であるとはいえ、

仕事を探す際のリクルートスーツなどの購入費は受給したお金から出さなければなりません。

毎月の生活がかつがつなのに、本当に厳しい話です。

 

この状態で貯金をするというのも大変なことではありますが、

みんな抜け出したいという気持ちは同じだと思います。

そんな負の連鎖みたいなのがズルズル続いて

抜け出すに抜け出せないという方は結構いるようです。

 

私は受給してから2年くらいした時に今の主人と出会い、彼との結婚がきっかけで抜け出すことが出来ました。

正直主人に話すのは勇気がいりました。

しかし主人は「悪いお金を受け取ってるわけでもないし、不正してるわけでもないでしょ。

まして今まで働いて税金とか納めてきたんだから恥じることはないよ。

これからまた返す気持ちでいればいいんだから」と言ってくれました。

ありがたいことです。

こういうきっかけで受給から抜け出せることもあります。

 

運が良かったのか何なのかはよくわかりませんが、どうかみなさんも諦めたりしないでください。

生活保護はとてもありがたい制度です。

周りがいろいろ言ってきても気にしないでください。

悪い事をしているわけじゃありませんからね。

そして気力があれば上手く抜け出せるというのも事実です。

どうか負けないでください。



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