まずは、私が生活保護を受けることになったきっかけからお話します。
※結構大事なポイントです
①職場の環境(超過勤務や就業時間の問題)が原因で体調を崩してしまい、
休みがちになり、安定した収入が得られなくなりました。
②一人暮らしでしたが、収入が急激に減ったことにより、
生活が困難になり生活費のために借金をする生活となりました。
③まともに働けていないのに借金を繰り返し、
結果として3年ほどで返済が追いつかなくなり、叔母に相談することにしました。
何故叔母かというと、幼少期に両親が離婚・失踪しており、
学生時代は親戚に育ててもらっていたからです。
ここで叔母を含めた親戚に助言・手助けをして頂き、弁護士の先生を紹介されました。
このとき弁護士の先生から初めて「生活保護を受けてみては?」と持ちかけられました。
それまでは私には「生活保護」といった選択肢も考えもありませんでした。
先生との話し合いで、働けない現状もあり、借金返済は無理なので自己破産の方向で決定しました。
まずは体調が悪いのであれば、仕事をやめて大きな病院で診てもらうよう言われました、
それまでも通院はしていましたが原因は良くわかっておらず中途半端なままでした。
大きな病院での診断は精神的な疲労(不眠や食欲不振による体力低下)=うつ病と診断され、
入院して安静にすることになりました。
仕事を辞めて、入院もすることになり、完全に無収入になりましたが、
結果としてはこれが一番の選択と言われました。
暫くして入院中に失業保険も切れました。
ここでようやく生活保護を受ける準備にかかれました。
入院中に外出許可を得て役所に向かい、体調を壊し働けず無収入であること、
借金があり自己破産の申請中であること、頼れる両親がいないことを訴え、
生活保護を申請しました。
勝手なイメージでしたが、生活保護は審査が厳しく、窓口でもきつく言われる、
と思っていましたが、対応してくださった役員の方はとても親身に話を聞いていただき
「この条件なら問題ないでしょう」とほぼ一発返事で書類を提出して終わりました。
一応それまでに生命保険の解約や車などの財産の処理は終らせてはいましたが、
何の問題もなく2週間ほどで生活保護を頂けるようになりました。
弁護士の先生の狙い?といっては失礼かもしれませんが、最初に上げた
①体調が働けないほど悪いため、入院することでちゃんとした医師の診断書をもらえた
②自己破産の申請を行っており、収入もなく生活は困難であること
③お金を頼れる両親がいないこと
この三つの条件があれば、問題なく生活保護を受けられるといった考えが最初にあったみたいです。
そして、生活保護になれば、弁護士費用も国から支給されるため、
先生としてもそちらの方が良かったみたいです。
暫くして退院することになりましたが、当面は通院しつつ、
生活保護に頼った生活になりました。
内容は地域によって多少違いがあるみたいですが、
私の地域では家賃4万円以内(私の借りたアパートの家賃は3万)だったと思います。
それに加えて生活費として8万ほどが毎月振り込まれました。
もちろん光熱費を含みますが、水道代だけは一定の量までは無料になります
(一人暮らしならよっぽどのことがなければ一定量を超えないため無料です)。
生活保護の間は、それまでがストレスや借金に追われる日々が続いていたため、
まともに寝て起きて食べれるようになるまでは特に何もしていませんでした。
ケースワーカーの訪問も数ヶ月に一度ありますが、
普段どのような生活をしているまでを簡単に伝えて終わります。
ここから先、すぐにでも生活保護を抜けて新しくやり直すことも、
無理せず長い復帰計画を立てて考えるのも、個人の考えがあるので触れませんが、
生活に困っているのであれば選択肢の一つとして生活保護は頼るべき権利だと思いました。
最後に、これから生活保護を考えている方にアドバイスです。
私の場合は、条件を周りが整えてくれたり、両親がいないこともあり、
問題なく受けることができ、非常に助かりました。
それでも、できれば受けたくはありませんでした。
両親がいれば相談もできただろうし、借金もここまで膨れてなかったかな、
なんて考えたりします。
しかし、両親がいても不仲であったり、健康でもなかなか就職できず
生活に困っているといったケースもあります。
そんなときは役所に行ったときにちゃんと説明し、
理解・納得してもらえるまでの準備をしておくことが大事になってくると思いました。
困っているのは事実なのであれば多少大袈裟に訴えたほうが良いですよ!