生活保護をうけるまでの苦労と受給が始まってから感じていること

ある時期、パニック障害という精神疾患にかかってしまいました。

それは突然、恐怖感や不安感を抱いてしまう病気です。

まさか自分が精神疾患にかかるとは夢にも思っていませんでした。

そんなことがあり、私はフルタイムでの仕事ができなくなってしまいました。

 

しかし人間ですからもちろん食べていかなければなりません。

でも仕事ができない。

そういった悪循環におちいってるときにかかりつけの医師から『生活保護』という制度を聞きました。

聞いたことがなかったのでそういった制度があることにびっくりしました。

 

さっそく役所に向かい生活保護の相談にいきましたが、

詳しい申請の仕方を知らなかった私には困難の連続でした。

やはりそう簡単にもらえるものではないのだと痛感しました。

正直『生活保護の相談』をしてもほとんどが門前払いかうまく言いくるめられ終わってしまいます。

その段階であきらめる人も多いようです。

 

受給するにあたって必要なのは、役所に行っても生活保護の相談をしないで

そのまま『生活保護の申請』をしてしまうことが良いのだとわかりました。

それでもうまく言いくるめられることもあるみたいですが、

条件さえ満たしていれば誰でも受給する権利があるのですから

本当に困っている方はそこであきらめないことをおススメします。

 

しかしたとえ生活保護の申請を通過しても次に待っている難関は

なんだかよくわからない汚い施設に入れられて集団生活をさせられることです

(自治体によってはないこともあります)

これがまたとても劣悪な環境で普通の方では耐えられません、

さらに言えば私のようになんらかの精神疾患を持っている方にとっては

とてもストレスになり余計に悪化してしまうかもしれません、と私は感じました。それほど劣悪でした。

 

しかしわたしはそういった施設に入らずに部屋を用意していただくことができました。

その理由は簡単で私のような精神疾患を持っている人は少なからず病院に通っていると思うのですが、

その担当医に集団生活ができない、もしくは集団生活によってより症状が悪化する、

というような内容の意見書みたいなものを書いてもらえると、

汚い部屋での集団生活をせずにすぐに部屋を借りることができます。

実際わたしはそれで劣悪な環境におかれずにすみました。

 

生活保護の申請してから2週間後には自分の部屋を探す準備ができたことにはとても感謝をしています。

ただやはり生活保護を受けていることは友人などには隠して生活をしています。

私は精神疾患にかかっていることも内緒にしているのでとてもじゃないですが人には言えませんでした。

今でも生活保護を受けていることは隠し続けています。

これは人によると思いますが私の場合はどうしても恥ずかしくて言えないのです。

これが私の思う生活保護のいちばんのデメリットだと感じています。

 

働きたくても働けないのですからしょうがないじゃない、

とケースワーカーの人は言ってくれますが、やはり自慢できることではないので

私の場合は親は知っていますが弟にも隠しています。

それくらい恥ずかしく感じていることもあり、

今ではパニック障害の症状も前に比べてずいぶんと落ち着いてきているので

なるべく早く社会復帰のできる日を目標にして少しづつではありますが前に向かっています。

 

しかし担当のケースワーカーの方には焦らないほうがいいよと言ってくれますので、

とてもいいケースワーカーの人に担当していただいているなと感謝の気持ちでいっぱいです。

もし私と同じような病気の悩みを抱えていてどうしても働けない状況にあるのであれば、

最終手段として生活保護という手段もあるということを少しでもご理解いただければ幸いに存じます。



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