生活保護受給者になるまで

生活保護を受けなければならなくなった理由をあげますと、

道路で転んだことからはじまります。

 

いつものように道を歩いていました。

前方から車が来たので、右側によけました。

そのまま真直ぐにすすむ予定でしたがその時、転んでしまったのです。

店の前にあったブロックに右足をひっかけてしまったのです。

 

左手首の捻挫でした。

手の甲は腫れ、耐え難い痛みが襲いました。

医者に行くと、シップ薬を張ってもらい、手首全体を包帯で固定されました。

やりかけの仕事があったのですが、両手を使う仕事だったので、休むことにしました。

仕事ができるような状態ではなかたのです。

 

その時は、仕事の事よりこの先この手がどうなるのか心配で、

どのくらいの期間で治るのか医者に聞いたら個人差があるので一概に言えないと言っていました。

 

1週間で腫れはひきましたが痛みは曲げると痛い状態が続きました。

医者は「また腫れたら来なさい」と言っていたので腫れがひけば治るものだと思っていました。

心配なのでインターネットで調べると、治るのには状況によって

2週間とか1か月とか2か月と書いてありましたが、とにかく治るのを待つしかありませんでした。

 

10日程休みましたが、やりかけの仕事を痛みに耐えながらなんとかこなすことが出来ました。

治療に専念し仕事を休み約2か月が過ぎましたが、痛みは取れませんでした。

 

会社は長期休養ということで、クビになり無職となりました。

体がなまってはいけないと毎日歩くのを欠かせませんでした。

今度は、足の指の付け根が痛くなり、病院で見てもらったら外反母趾が原因だと言っていました。

 

手は痛い、足は痛いで仕事に就くことが出来ませんでした。

このままでは、生活が出来ないと思い、生活保護を申請することになりました。

いろいろな条件をクリアーしないと申請は通りません。

 

私の場合、問題になったのは持ち家であるということでした。

一人で住むのには広すぎるというのです。

売却をすればいいでしょうと言われたが、長年暮らした土地と建物、手渡すわけにはいきませんでした。

 

そこでまた、インターネットで調べまくり、

一定期間の保護費より資産価値が少なければ住み続けることが出来るということを知りました。

 

さっそく、ケースワーカーにはなすと、理解を得てくれました。

しかし、もう一つ問題があったのです。

兄が経営するマンションの売り上げを兄弟五人で分けたように計算し、

確定申告をしていました。

 

その申告書をみただけならば、確かに私も収入があるとみられてしまうでしょう。

ケースワーカーは税務署までを調べ、収入があるから、申請は通りませんと言われ、却下されました。

 

この収入は、税金対策のもので、実際にはお金はもらっていませんといったら、

修正申告をして、もう一度申請してくださいといわれ、税務署へいき、

修正申告の書類を提出しやっと、申請が通り受給することが出来ました。

 

それまでは、この先の生活が不安で毎日眠れない日々が続いていましたが、

諦めずに頑張ったのが良かったと思います。

インターネットとパソコンのおかげで今日も生きていられるようなものです。

 

稼働能力のある人に対しては、就労の義務があるということで、

就労活動に対しては、厳しいものがあります。

消極的ですと就労意欲がないと判断され、文章による指導指示書がきます。

私も頂きました。

 

それによるとある一定期間に指示書通りに就活を行わないと、

保護廃止になるということです。

今廃止になったら生活ができませんので、就労活動に追われる今日この頃です。



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