病気退職で生活保護を受けるまで

平成19年の1月に病気退職。

傷病手当等もらっていましたが、実家を飛び出した手前、

どうにも自分ひとりで生活するのに苦心し生活保護を選びました。

 

友達に生活保護の方も居たため、ある程度の知識や気をつけないといけない部分、

生活できないほどの残金ではないと数万円でも所持していると保護が受けれない、

等聞いていたので役所に行く前に自分なりに作戦を立てていきました。

 

まずは、病気退職でしたので病気が重いふりをする。

300万円近くあった貯金をあっと言う間に使い果たしたのは女性に貢いだせい、

と半分でっちあげですが、かなりうるさく色々と聞かれると友達から教えていただいていたので助かりました。

 

本当に色々と聞かれ、実際に口座全てをチェックされたようで、

忘れていた口座が見つかったり、「なぜそこに2万円のお金があるのか?」

とかこちらが知らないことまで調べつくされました。

 

しかし作戦通り病気のふり(事実病気だったのですが)をしたのと、

女性に貢いだ事にした話のストーリーは信用され、無事に生活保護を受けることが出来ました。

 

はじめは収入認定など知らなかった為、生活保護としての入金以外、

傷病手当等含めると結構な金額になった為、

これは仕事するよりいいのではないかと感じました。

 

しかし、通帳の確認をさせてくれと役場の職員に言われ、

見せたところで「○○さん、これは駄目ですよ。」

と傷病手当等の他の入金については返還するよう求められ、

残った金額はわずかなものでした。

 

生活保護といっても、障害年金2級等のハンディーをもっている方以外は

家賃+生活扶助7万円程度ですので、

一人暮らしで家賃3万5千円だとだいたい10万5千円くらいの生活費にしかならず

生活保護はなんて苦しい生活なんだと思い知りました。

 

病気退職でしたので、失業保険を引き伸ばしていましたので、

3年間生活保護でしたが、失業保険の手続きと同時に生保を辞退いたしました。

 

障害年金2級以上の方は加算が確か2万円近くつくので

その分多くもらえるので障害をもたれているとか、事情のある方には良い制度だと思います。

 

又仕事をした場合、どういったことが条件になるのか分かりませんが、

さらに加算が付いて、家賃3万5千円とすると、総額15万円くらいの支給額になるのでは?と思います。

 

子供さんが居る場合ですとか、確かに生活費が普通よりも余計にかかりますが

生活保護のほうも加算をつけてくれるようですので、

本当に生活に困ったら生活保護はとても良い制度だと思います。

 

私の場合、障害年金3級の為、残念ながら加算は付かず、

少ない生活保護費しかもらえない為、

現在の年金約5万円+アルバイト10万円で、社会保険付けて貰って

手取り15万円の生活で十分満足しております。

 

今は両親も健在で、多少の援助もしてもらえますし。

抜け出せたのは加算が付かなかったから、といっても過言ではありませんが、

生活保護も何がしかの事情が無い限り厳しい金額しか出してもらえない制度なのは

世の中に少し誤解があるなあと思います。



生活保護 関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL