なかなか理解してもらえません。

生活保護を打ち切られた経験があります。

ずっと一人暮らしをしていて、もともとは仕事が見つからず生活が困難になったことがきっかけでした。

 

所持金が数10円ほどしかなく、食料も底を尽きかけていたこともあって

申請はすぐに受け入れられて保護費を受給できました。

働く意思はあったし、仕事も探していましたが、

40代後半という年齢のせいか肉体労働的な内容のものが多く、

なかなか仕事が見つかりませんでした。

 

以前、体をあちこち壊してしまったこともあり、原因はわかりませんが、

急に息苦しくなるという持病をかかえていて、万が一の際の不安もあり、

自宅でできるような仕事を探していました。

 

一度「病院で診察を受けてほしい」と言われて体の故障部分を検査してもらいましたが、

「異常なし」と言われました。

こちらとしては、以前から何度病院に行っても「異常はない」と言われてきたので、

そういう答えが出ることは分かっていました。

そのことも説明したのですが、福祉事務所としては

「異常がないなら働けるだろう」という考え方でわかってもらえませんでした。

 

どうやら、毎日会社へ行ってできる仕事を探してほしいということらしく、

月に5万円以上の収入がコンスタントに得られるようになっても

「仕事を探す意思がない」と判断されて「このままだと保護費を打ち切る」と言われました。

 

そしてしばらくすると、「一ヶ月以内に仕事を見つけないと保護費を打ち切る」と言われました。

その後仕事は見つかったのですが、「期間限定のもので条件を満たしていない」と言われました。

不服を申し立てることができる「弁明」という機会があったのですが、

日時が平日で、その日は仕事に行かないといけないことを伝えても取り合ってもらえませんでした。

 

結局、そのまま保護費をもらえなくなりました。

ある程度の収入も得ていて、不正受給しているわけでもないのに、

保護費を打ち切られたのは腹立たしかったですが、

これ以上何を言っても埒が明かないと感じたので、

それ以降福祉事務所に連絡することはしませんでした。

 

結局、向こうの思う形で収入を得ないとダメなんだなと思います。

保護費をもらっている人間は何の努力もしていないかのように言われることがありますが、

働き方にはいろいろな形があっていいのでは疑問を感じます。

年齢等に関係なく、誰もが自分がやりたい仕事に就けるような、

本当の意味での「働き方改革」が必要なのではないでしょうか。



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