私の義理の母の妹さんが、生活保護を受給していました。
その方は、美容師として店舗を持って働いていたのですが、
50代で脳梗塞を患い、半身麻痺となりました。
そのため仕事ができず、貯蓄を切り崩して生活していたようですが、
それも底をつき、生活保護を受給するようになったとのことです。
年金がわずかにあり、それだけでは生活ができないため、足りない分を生活保護を受けていたという感じです。
義理の母といっても、私の夫が結婚して家を出てから義父が再婚したため、正直、あまり詳しくはわかりません。
その義父も亡くなり、義理の母も病気で入院をしているので、
私がその妹さんに生活費を届けに行ったり、何か用事を頼まれたりするようになりました。
その方は、アパートに1人で暮らしていました。
障害があるために、生活保護の受給額には加算が付いているので、高い方だと聞きました。
人との交流が苦手なようで、自分のアパートから出ることはほとんどない生活でした。
そのため義理の母も入院する前は、色々と手助けをしていたようですが、
自分も年をとり、なかなか十分にはできなくなっていたようです。
生活保護の担当者も年に2回くらいは様子を見に来ていたようです。
しかし、生活保護の受給資格を確認する書類や障害のタクシーチケットを申請しに行くなど、
公的機関に出向かなくてはならないものもあり、正直、自分には荷が重かったです。
生活保護を受ける方は、働くことができない理由があるはずですし、
それをお手伝いしていた人がいなくなったなら、
生活保護の担当者がもうちょっとサポートしてくれてもいいのではないかと思っていました。
戸籍上、義理の母の妹さんなので、邪険にはできませんが、
義父もなくなっており、どうして私が…。という思いもあります。
でも、誰も動いてくれる人がいなければ、連絡がくるんですよ、生活保護の担当者から。
あれをお願いします。これをお願いしますって。
そんな生活が続いていたある日。
その義母の妹さんも施設に入所することになりました。
低所得者の方が入る施設ということで、施設使用料は本当に安いんですよね。
また、生活にかかるティッシュやトイレットパーパーなども支給され、
あとはお小遣いがあれば、生活ができるようです。
そのため、その方が受けている年金額で十分だと言うことで、
入所と同時に生活保護が打ち切られることになりました。
そして、お金の管理なども全て施設が行ってくれるようになり、本当に助かりました。
本人に渡してもらうお金を施設に預けに行くだけで済むようになったのです。
身内に生活保護を受けている人がいる、という負い目のようなものもなくなり、ほっとしているところです。